独学でも合格可能!簿記完全素人による合格までの道のり、試験対策

こんにちは。こたれいです。

突然ですが皆さん簿記の知識は持っていますか!?
そう、お金系にまつわる有名な方々は口を揃えて言っている・・・

簿記の知識はあったほうがいいと。

私も拝見させて頂いているYouTube人気チャンネル
リベラルアーツ大学の両学長も

簿記は義務教育に取り入れるべき

とまで言っています。
今更になってお金の勉強をし始めた私。
色んな方の本やYouTubeなどで勉強していますが簿記の知識は持っていて損はないようです。

そう・・・私は

すぐ影響される男

マジかよ。簿記ってそんな大事なのか。
将来起業を考えてる人は間違いなく必要??

そ・・・
そんなの・・・

勉強するしかないじゃないか

昔何かで聞いた話ですが
サッカーの中田英寿さんや本田圭佑さんはスタートの意識から違ったと聞いている。
将来海外で活躍したいから外国語を今のうちに身につけておいた方が・・

じゃない。

将来海外で活躍「するんだから」今のうちに身につけておこう。
だったそうな。

もう大前提が違う。スタートから違う。カッコ良すぎる。

そう。
私はすぐ影響される&形から入る男(もういい)

すみません。前置きが長くなってしまいました。
そんな単純バカな私は簿記3級取得を決意。

簿記の知識を身につけておきたい!(3級位は取っておきたい)
でも・・・
・勉強方法がわからない。
・何から始めていいかわからない。
・勉強時間はどのくらい?
・独学で行けるの?

等々・・・・色々と疑問をお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
そこで私の

ど素人完全独学 試験合格までの実体験

を書いていきたいと思います。
簿記3級取得を考えている方に少しでも参考になれば幸いです。
※個人の経験に基づいた話ですので、全ての方に当てはまる訳ではない旨はご了承下さい。

結論から

まずは独学で合格できるの?
と言った疑問をお持ちの方が多いと思いますので結論から

 

独学で全然合格出来る
っと言うより出来た(少なくとも私は)

 

人によってはオンラインスクールなどに通うのをオススメされています。
もちろんそれを否定するつもりは全くありませんし、むしろメリットも沢山あるかと思います。
ただ私自身がそういった物に通わず合格出来ましたので比べることが出来ないんです。

自身の印象としては

独学でもしっかり理解出来て知識を身につけることが出来ました。

・私でも合格出来たのでちゃんと勉強すれば誰でも(数字や計算が苦手な人も)大丈夫はず。

・勉強方法はまず本で知識を身につけあとは問題集をひたすら解く!

・勉強時間はざっくりですが150時間〜200時間は行かない程?
(合格に必要と言われている一般的な平均時間よりかは長いと思います)

・1日1時間で良い。毎日コツコツ勉強。

・合格までにかかった費用は700円のみ
お金を使ったのは予想問題集を1冊買っただけ。
ただ試験の費用を合わせると8400円程。
(1回の試験費用3850円✖️2=7700円)

え?

あ・・・そうです。

1回落ちました

一度試験に落ちた失敗談も後述しております。

自身の簿記知識レベル(簿記合格以前)

一応大卒ではありますが3流大学文系。
(もうね、理数系ってだけで尊敬出来る)
中学〜高校生まで数学の成績は一番良くて「3」
良くて「3」ですからね。大体「1」か「2」。

そう、数学は大の苦手。
計算も苦手で暗算なんてもってのほか。
数字についているカンマとか気にした事ない。

パッと
10,000,000円
って数字を出されても

 

 

 

えっと・・・

 

 

 

「いち、じゅう、ひゃく、せん、まん・・・じゅうまん・・・」
と数えないと答えられない。

ボキってなに? 効果音??
帳簿?借方貸方?当座預金?なにそれ?
と言った知識レベル。

そうです。要は

そんなレベルの私でも合格する事が出来た

ってことです。

こたれい
こたれい

数字や計算に苦手意識を持っている方も気にする必要ないと思います。

3級合格への勉強法

先述しましたが
本で基礎を勉強し、あとはひたすら問題集を解く!
です。

私が勉強に使った本はこちら

ホントにゼロからの簿記3級

他の簿記解説本を読んだことがないのでこちらも比べる事が出来ないんですが

ど素人でもめちゃくちゃわかりやすかったです!

基本的なことからしっかり解説されておりわかりやすい。
何よりも「何故そうなるのか?」「どうしてこういったことになるのか?」
と言った

理屈や意味までしっかり解説されていています。

試験に合格する為の勉強。
と、言うより

簿記の知識を身につける為の勉強

が出来た印象です。
試験合格もありますが、あくまで目的は「簿記の知識を身につける」事。

こたれい
こたれい

意味や理屈までしっかり理解することはとても大事ですよね。

独学ではなくオンラインスクールなどを勧められる方も多いですが理由を調べてみると

(独学は)変に間違った覚え方をしてしまう可能性がある

と言った懸念があるようです。
そうなると非効率になり余計に時間がかかってしまうことも?
コスト面は度外視で正しく確実に学習したい、時間効率を重視。
と言った方はスクールを受けるのが良いかもしれません。

ただ少なくとも私はこちらの本でもしっかりと理解することが出来た印象です。

さらにこちらの本
Amazonプライム会員なら無料で読めるんです!
(Prime ReadingのKindle本で読めます)

よってプライム会員の私は学習本の費用もゼロでした。

こたれい
こたれい

費用が0円っていうのは何よりも魅力的ですよね。

まずはひたすらこの本をメモしながら読み続けて理解。
通勤時も読書しましたがやはり自宅などでメモしながら読むのが個人的には一番効果的。
中には難しい内容もありましたが、理解出来るまで何度も読む!書いて覚える!
をひたすら繰り返して学習。

本書にも基礎問題があるので、ある程度理解したら解きまくる。
問題なく解けるようになったら問題集へ。

問題集はこちらを使用

スッキリうかる 日商簿記 3級 本試験予想問題集 2024年度版

近所のブックオフにて700円で購入。

問題と解答用紙が分かれており
解答用紙は鉛筆で書いて消して繰り返し使用しました。
もしくはネットから印刷も出来ますので可能な方は何度でも解答用紙が使えます。

まずはひたすら解く!
そして苦手な問題、よく間違える問題は何度も復習。
忘れていたり、理解が不十分だった内容が出てきたら先程の本に戻り復習。

本書も問題解説の中にポイントがしっかり書かれておりとても参考になりました。

トータルで問題集2周ちょっとは解いたと思います。
最初の1周目に関してはざっくり5〜6割位の正解率でしたが
1周すると自分が苦手とする問題やミスの傾向が分かったりしてきます。

自身は元帳の勘定記入系の問題が苦手で全体的にケアレスミスも多い傾向にありました。

苦手項目は何度も復習、ケアレスミスを意識しながら解くと2周目は8割程正解出来るように。

よし・・・そろそろかな・・・

と試験を決意。

合格まで約半年間、でも1日1時間で良いのでコツコツ。

合格までかかった期間は約半年程。

私は普段仕事もあったので隙間時間に1日1時間でも良いのでコツコツ勉強。

どうしてもモチベーションが上がらない時は休んだり・・・
その分休日乗り気になった時は2時間以上勉強したり・・・

のらりくらりとやった感は否めないので約半年間かかりました。
人によっては長く感じられたかと思いますが
一気に集中して勉強すれば1ヶ月もあれば全然行けそうな印象です。

頭の良い方や勉強が得意な方々はもっと早く行けてしまうのではないでしょうか。

こたれい
こたれい

先述しましたが時間効率重視の方はスクール受講もありだと思います。

試験はネット試験を申し込み

試験はペーパー試験とネット試験があるようですが
圧倒的にネット試験が便利で良いかと思います。

随時行っており、自身のスケジュールに合わせて受けることが出来ます。
ペーパー統一試験は年に3回しか無いようなのでビジネスパーソンにとっては
なかなかスケジュールを合わせるのが・・・

試験内容や難易度も特に変わらないようなので断然ネット試験にメリットを感じます。

予約はスマフォで簡単に。
試験会場も自宅から一番近い場所をチョイス。
※ネット試験と言っても指定された会場に行きそこでパソコンで試験を受ける形となります。

受験料は3850円(事務手数料込み)。

試験編 失敗から対策 そして合格への道のり

そうなんですよ。最初に書いた通り

1回落ちまてますから

そして1週間後に再受験し無事合格しました。

結論から言うとですね・・・

 

 

全然時間が足りなかった!

 

 

そうなんですよ。
問題集も8〜9割以上は正解出来るほど力をつけ、それなりに自身はありました。
苦手だった元帳の勘定記入系の問題も克服し、ケアレスミスも落ち着いて確実に解けば問題ない。
でもね・・・

それって・・・

家で(時間関係なく)じっくりやれれば

って話だったんですよ・・・

こたれい
こたれい

実際の試験だと全然状況が違った・・

当たり前なんですが試験は時間が限られています・・・(いや、ほんと当たり前だろ)
家で問題集を解いていた時は「時間」を全く気にしていなかったんです。
とにかく「問題を解く力を身につけること」にだけ注力していました。

テストの時間は60分
構成は大きく3項目に分かれての出題のようです。

①基本的な仕訳問題が15問(45点)
②帳簿、伝票、訂正仕訳、勘定記入、決算仕訳などの問題(20点)
③財務諸表、精算表、決算整理後残高試算表の作成(35点)
※()内の点数配分はおおよその数字

70点以上で合格

と言った内容が問題集に記載されていたのに全然見てなかった!
ゴリゴリ一番最初に書かれているのに全く読まずに

こたれい
こたれい

よーしまずはガンガン問題解くかー!

ってひたすら問題解いてた。
問題を解ける力さえあれば余裕。
と、思っていた。
いや・・・まぁ間違えではないと思うですが。

試験ってどんな感じで問題が出るのかなーと当日まで本気で思ってまして。
実際に試験を受けてみて
あ、問題集とほぼ同じ感じで出るんだ
って当日になって知ったんですよ

こたれい
こたれい

めっちゃ問題集の最初に書いてあったのに

まぁそこは大きな問題ではないと思うんですが。
(さっき言った通り問題を解ける力さえあれば)

・実際の試験状況

まずは基本的な仕訳問題(①の項目)に取り掛かるわけですが・・・
一番最初の印象としては

あ、これ行ける。全然解けるわ。

と言った手応え!

こたれい
こたれい

こ・・・これは行ける!

今までの勉強は間違ってなかった!
問題集の仕訳問題が解ければ難なく解ける。

ただ・・・

・・・・

ここでさえ・・・

 

 

じっくりやりすぎた

こたれい
こたれい

時間掛けすぎっ

いや、先述した通りケアレスミスが多い自覚はあったんですよ。
問題集を解いていた時も
・0が1個少なかったり多かったりして間違えたり
・問題文をよく読んでおらず本来「当座預金」のところを「普通預金」としてしまったり
勿体無いミスが多かったので試験ではとにかく意識しよう。
と意気込んでだんですが

 

 

意識しすぎました

 

 

単純なミスをしないよう丁寧に丁寧にやったところ
15問の仕訳問題を終えたのが約25分程。

 

あと35分か・・・

う〜ん・・・

 

 

・・・

・・・・

 

こたれい
こたれい

いや、全然時間足りねぇ

あと②元帳系の問題と③貸借対照表と損益計算書の作成があるってのに!

とりあえず②は元々苦手分野だったので
先に③項目からやることに。

ここでも自宅で解いてた方法は・・・

①まず決算整理事項等を全て別の紙にじっくり仕訳する
②  ①が終わったらそれを貸借対照表と損益計算書に確実に落とし込む
③ 表を完成させて最終チェック。ミスがあれば原因を探って修正。

と、じっくり丁寧にやっていました

 

いやいや、仕訳しながら同時進行で表を作成して行かないと余裕で間に合わんわい

 

と言った事にテスト中に気づく・・・
そこから慌てて取り掛かるも後は予想出来る展開ですよね。

慌てて解くもんだからケアレスミス連発。

一つの仕訳ミスで当期純利益の金額も違ってきますから。
当然他の問題への不正解と繋がる訳ですよ。

慌ててなんとか③損益計算書と貸借対照表を完成させたところで残りの時間は

 

 

あと5分

 

こたれい
こたれい

終わった

はいおわた。 完全に時間配分間違えた。 
いや配分じゃないな。全てにおいて時間をかけすぎた。

って言ってる場合じゃない

残り5分でもなんとか②を・・・

 

試験終了

 

ふぅ・・・

これはもう終わったかな。

 

いや・・・待てよ・・・

 

 

①は確実に解いたからほぼ正解しているだろう。
③も慌てて解いたとはいえある程度は正解してるだろう。
②はダッシュで解いたけど2、3問正解はあり得る

 

そう考えれば・・・

 

①45点+③24点+②6点=75点=合格!

全然あり得る!大丈夫かもしれない!
それなりに自信はあ・・る・・・

 

 

 

 

 

 

64点(不合格)

 

 

 

 

落ちた

 

 

 

こたれい
こたれい

ちくしょう!あと2問正解出来ていれば!(1問3点)

 

落ち着いて解けば絶対正解出来ていたはずなんだ!
焦ってケアレスミスがなければ
いや、もっと時間があれば②の項目でもう2問位正解できt・・・

って①の項目で2問間違えているやないかい

誰だよ①はじっくり解いたって言ってた奴
そこ間違えなきゃ合格だったじゃねぇか

 

こたれい
こたれい

と言うことで初試験は綺麗に落ちました。

言い訳はやめましょう。
完全なる実力不足です。

いやさ、残り時間がパソコンの下に表示されてるんだけど
それもカウントダウンされるから余計焦ってくるんだよね
ちくしょう・・・ブツブツ・・・

問題の難易度に関しては問題なかった。
とにかく敗因は「時間」だ。
対策を練って再挑戦です。

こたれい
こたれい

悔しいので翌日には再試験の申し込みをしましたよ!

(一週間後に再試験)

・再挑戦 再試験への対策

①基本的な仕訳問題が15問(45点)
②帳簿、伝票、訂正仕訳、勘定記入、決算仕訳などの問題(20点)
③財務諸表、精算表、決算整理後残高試算表の作成(35点)
※()内の点数配分はおおよその数字

①は15分〜20分で終わらせる事を目指そう。(1問につき1分ちょっとで解く!)
次に③に着手し20分で終わらす事を目指す。
残りの時間20分で②に取り掛かり出来る限り終わらす。

なんなら①と③で全問正解すればその時点で80点で合格のはず。
まぁ数問は間違えるとしても最後②で数問稼げれば盤石。

この作戦で残り1週間特訓。

まず③の財務諸表や精算表は決算整理事項等の仕訳をしながら同時に表を完成させる事。
ストップウォッチで計りながら20分を目指します。

効率を意識してやれば2、3回で大体目標時間で解けるように。

①に関しては慎重になりすぎない事。
ケアレスミスを意識しつつも1問1分を目安に。

よし、バッチリだ。
②に関しては・・・余った時間で全力で解こう(テキトー)

・迎えた再試験

こ、今度こそ・・・・

 

ケアレスミスを意識しつつもスピードは落とさず・・・
①を全部解き終わり、時間は約20分経過!

よ、よし!

まぁ作戦通り。

このまま③へ・・・

ここで決算整理事項等の問題の中に初めて見る表現があり少しテンパる・・・
(今まで解いてきた問題集にはなかった表現)

え?どゆこと・・・?

 

こたれい
こたれい

お・・・落ち着け・・・

ちゃんと問題文を読み解けば大丈夫だ・・・

と、気持ちを落ち着かせなんとか終わらせた時には45分経過。

くっ・・・もしかしたら何問か間違えてるかもしれん・・・

が!

残り時間はあと15分

見直している時間はない!

②はもう数問正解出来ればいい!
残り15分で確実に解る問題だけ優先して解くことに!

 

 

結果・・

 

 

 

 

 

 

合格

 

 

 

やったー!

 

 

完全に作戦通りですね。
いや焦らずちゃんと出来ればこんなもんよ。
最初からテストの傾向が分かって時間配分さえ考えておけばらくしょ・・・

 

 

結構ギリギリだったけどな

 

79点(数問間違えてたら危なかった・・・)

 

 

う、うん。①でしっかり満点取れていたのがでかいね!
危なかったね!
まぁ合格は合格ですから。
オッケーオッケー。
試験さえ受かればもう満足満足。
これで目的達成ですね。

あれ?
「試験合格もありますが、あくまで目的は「簿記の知識を身につける」事。」
とか言ってなかったっけ・・・?

まぁ形から入る男ですから(もういい)
何はともあれ無事試験合格です。

※合格証書はすぐダウンロード出来ます!

まとめ

・簿記3級なら独学でも全然合格できる。
学習本でもしっかり理解出来、試験に通用する知識も十分身につける事が出来ました。
ただ学習効率や確実に学びたい方はスクール等を受けるのも良いかもしれません。

・数字、計算が苦手な人でも大丈夫
少なくともこんな私でも合格出来ました。
簿記の勉強を通じてやっと数字のカンマを意識するようになれた。

・(独学なら)合格までの費用はほぼかからない
試験費用を抜かせば問題集代の700円だけですから。
私が使用した学習本はAmazonプライム会員なら無料です!
試験も1回落ちなきゃ半額で済んだし。
1回落ちなきゃ・・・ブツブツ

1日1時間、いや30分でも良い。毎日コツコツ。
隙間時間の勉強でも十分合格できました。
無理なく自分のペースで勉強しましたのでそれなりに時間がかかってしまいましたが
短期間で集中して勉強すればもっと早い合格も可能?な手応えはありました。

試験は時間に気をつけて
全然時間足りないっす!泣
60分で全部解くのは私には無理だった・・・。
しっかり事前に試験内容を理解し、時間配分などは考えておく事をオススメします。
(ぇ?普通そうだろって・・・?あ・・・こんなミス私だけ・・か・・・)

得られる物はそれなりにあった。
帳簿の付け方はもちろんですが
貸借対照表、損益計算書を見ればなんとなくその会社の経営状態も分かるようになりましたし
減価償却、消費税の仕組みなどの知識も付けれました。
なんせ簿記の勉強をするまでは「普通預金」と「当座預金」の違いさえ分からない人間でしたから。

いかがでしたでしょうか。
全くのど素人が簿記3級を合格するまでの道のり。
簿記の知識を身に付けたい!3級合格を目指す。
と言った方々に少しでも参考になれば幸いです。

最後まで読んで頂きありがとうございました!

タイトルとURLをコピーしました